秋の花粉症 今年は雑草が元気?
秋の花粉症
秋の雑草と言えばヨモギ、ブタクサが主な物ですが、イネ科の雑草も原因となっている可能性があるそうです。
今年は夏が大変暑かったためか、花粉症で受診された患者さんも多くなっております。
この時期ハウスダスト・ダニによる、通年性アレルギーを持っている方も調子が悪くなります。
通年性のアレルゲン(アレルギーの原因物質)は、常に鼻粘膜に炎症を起こします。
量的に少ないとあまり症状を呈しませんが、朝晩の気温差が引き金となり、まるで花粉症のような症状を引き起こすので注意が必要です。
寒暖差アレルギーと言う言葉も見受けられますが、ほとんどが通年性アレルギー性鼻炎になっている方と推察されます。
アレルギー性鼻炎が疑われる時は、原因検索することでその予防方法が変わってきますので、精査は有効と考えております。
アレルギーの薬も色々あります
抗アレルギー剤と呼ばれるお薬は様々な物があります。
今年は湿布のように肌に貼ることでお薬が体内に入っていく外用剤も出来てきました。
この外用剤のメリットは何と言っても血中濃度が一定に保たれることです。今使用しているお薬に不満がある方、一度ご相談下さい。
そして何度もご紹介している、アレルゲン免疫療法(スギ花粉、ダニアレルギーの2種類限定)。
中学生以上から小学生以上に対象が降りてきています。今まで年齢制限で出来なかった方も可能となりました。
年中お薬を手放せないような方にお勧めしてます。現在小学生は1名、トータル11名の方のダニ免疫療法を行っています。まだ最低期間の3年を経過してませんが、経過はいいようです。